「なんで勉強なんかしなくちゃいけないの?」に対する答え 完全版

 

ちょっとした前置き

このページは、

明光義塾 読売ランド教室の公式HP

【公式】明光義塾 読売ランド教室【神奈川県川崎市多摩区西生田の塾】 |学習塾なら個別指導の明光義塾

の中にある、「読売ランド教室からのご案内」に書かれている内容の完全版です。

実は、あの枠には字数制限があって、書きたいことを全て書ききれませんでした。

ですので改めてこちらに全文記載することに。

ちょっと長いけど、最後まで読むといいことある……かもしれませんよ?

 

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「なんで勉強なんかしなくちゃいけないの?」

日頃、みなさんはそう思っていることでしょう。

私も昔はそう思っていました。

今は教室長として、生徒のみなさんに「勉強せい!」と声がけする立場ですが、中学生の頃は親から「勉強しなさい!」と言われるたびに

「その一言でやる気なくなったわー」

と口ごたえをするダメな中学生でした。

 

 

しかし大人になった今なら、なんであんなに勉強する必要があったのかわかりますし、してよかったと思います。

少なくとも勉強して損したことは一度もありません。

本当はみなさんにも自分自身で気づいてほしいことですが、今回はフライングで私なりの

「なぜ勉強をしなくちゃいけないのか」

への答えを教えてあげましょう。

 

 

勉強は社会に出るための準備運動

勉強は生きていく上でめちゃくちゃ役に立ちます。

ただ、今やっている勉強内容がそのまま社会で使えるわけではありません。

みなさんがやっていることは、あくまでも社会に出るための準備運動。

野球部でいうバットの素振りみたいなものです。

うまくバットを振れない人がバッターボックスには立てませんよね?

 

 

といっても、まだ「社会に出るための準備運動とは?」という状態でしょう。

ここから、みなさんが今やっている勉強が自分の人生にどう役に立つのかをお教えします。

 

 

国語

国語では、長文を読んで、そこに書かれていることを正確に読み取り、記述するということをやっていますよね。

これにより身につくのは次の2つ。

・相手が伝えようとしていることを正確に理解する「読解力」

・自分の伝えたいことを正確に伝えるための「表現力」

 

 

今、巷ではこんな事件が増えていると思いませんか?

・SNS上で読解力のない人が、有名人の発言を自分勝手に解釈をして炎上させる

・政治家が報道陣のインタビューで失言して辞職に追い込まれる

 

 

これはどちらも国語力がないことによって起こった悲劇です。

私たちは普段、日本語を「自由に使いこなしている」と錯覚しがちですが、本当に使いこなせていると言えますか?

今の私たちは、「日本語を不自由なく使えている」だけであって、「自由に使いこなせている」わけではないのです。

このニュアンスの違い、わかるでしょうか。

 

 

あなたがたはこれから、自分の言葉や文章を他人に評価されるという経験を繰り返していくことになります。

自分が発した言葉のひとつや、書いた文のたった一行によって、自分の人生が大きく変わる経験をするでしょう。

みんな大好きLINEだって、TwitterやInstagramだって、ネットの向こう側には人間がいるんです。

「あのとき、あんなこと言わなければ……」

「なんであんなこと書いたんだろう。」

みたいな後悔は多かれ少なかれ誰しもがするものですが、今のネット社会ではそれによって背負うダメージが割りに合わないレベルで大きいので、日本語を理解する必要性は増す一方だと思いますよ。

 

 

数学

数学が実生活で役に立つというのは、みなさんも想像がつきやすいかもしれません。

スーパーで買い物した時とかね。

しかし、それはあくまでも「算数」であって、数学で身につけてほしいことは別にあります。

「論理的思考力」です。

与えられた条件をもとに、自分の中で筋道を立てて論理的に考える力のことですね。

マルクスみたいに「全てを疑え」とまでは言いませんが、世の中にある情報を全てそのまま受け止めてしまうのは危険。

論理的思考力を身につけて、「何が正しくて、何が間違っているのか」を判断できる人間になりましょう。

その判断ができずに損をするのは自分自身です。

 

 

身近な例を挙げるとすると、「コラーゲン」って聞いたことありますよね。

「コラーゲンをとればお肌がプルプルになる!」

みたいな宣伝を見たことは一度や二度ではないはず。

 

 

たしかにコラーゲンはタンパク質の一種なので、摂取することは人体にとってマイナスではないでしょう。

問題は、「コラーゲン配合」を免罪符にした怪しい商品が高額で取引されていることです。

コラーゲンをとっても胃でアミノ酸に分解され、血流に乗って全身に行き渡るので、自分の望むところ(「顔」とかね)にピンポイントで作用はしません。

コラーゲンをとった翌日に顔のお肌の調子がいいのは、単純に摂取したタンパク質の総量が増えて、たまたま顔にも栄養が行ったから。

でもそれなら普通に肉なり魚なりを食べればいいだけの話だし、固形物がお腹に入らないならプロテインでも良いでしょう。

あえて「コラーゲン配合」を売りにした高額商品を買う必要はありません。

あなたの身の回りに、良質なタンパク質はたくさん存在しています。

 

 

ちなみにこんな話は世の中に数限りなく存在します。

高度に情報化された社会は、情報のない人はもちろん、情報はあるけどその情報を元に正しい判断を下せない人に対しても容赦なく牙をむきます。

論理的に考えることができるなら、

・コラーゲンはタンパク質の一種だから、摂取したら他のタンパク質と同じようにアミノ酸に分解される

・コラーゲンを摂るとお肌の調子がよくなるわけではなく、単純にタンパク質の摂取総量が増えたからお肌の調子が良くなっただけ

・タンパク質をちゃんと取れば、あえて高額なコラーゲン配合商品を買う必要はない

という結論にたどり着けるはずです。

 

 

今の世の中、情報だけは腐るほどあります。

でもそこから、何が正しくて何が間違っているのかを取捨選択していくのは自分自身。

その判断を他人に委ねてはいけません。

数学を通して論理的思考力を身につけることは、情報弱者を食い物にする現代社会を生き抜く上で必須といえます。

 

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英語

もしかしたら、これからの時代で一番重要になってくるのがこれかもしれません。

厳密にいうと「英語」を理解できることが重要なのではなく、「新しい言語を習得するにはどうすればいいか」を理解することが重要。

私たちは普段意識していませんが、日本語の語順は「主語→目的語or修飾語→動詞」となっており、世界的に見てもかなり特殊な言語です。

世界の大半の言語は「主語→動詞→目的語or修飾語」。

あれ? これって英語の語順と同じですね。

そうです。

英語の構造が理解できれば、世界の大半の言語構造をおおざっぱに理解できるんです。

実際に使うかどうかはあなた次第ですが、ここを理解できることはあなたの将来を大きく広げます。

 

 

どういうことなのか、ご説明しましょう。
正直なところ、日本はもはや先進国とはいえなくなってきました。

一人当たりの労働生産性はG7の中では最低、国際的な地位はどんどん低下してきています。

これからさらに少子高齢化が進むので、今よりも状況が良くなる可能性は低いでしょう。

となると、みなさんが社会人になる頃には、日本は立派な「後進国」となっているかもしれません。

今、アジアから日本に出稼ぎに来ている人はすごく多いですが、それは今の日本で稼ぐ方が母国で働くよりも稼げるからですよね。

でも、10年後にはその関係性が逆転している可能性があります

もしも同じ仕事内容で、隣の国では2倍の給料がもらえるとしたら、あなたはどうしますか?

日本の後進国化とはそういうことです。

果たしてそんななかで、日本で暮らし続ける意味はあるのでしょうか。

 

 

あなたたちが大人になるころには、大学進学の時点で海外に渡る日本人が今よりも増えていると思います。

そしてそのまま現地で働くというケースもありうるでしょう。

その際にネックになるのが言葉の壁。

でも、新しい言語を習得する術を身につけていたなら、言葉の壁だって怖くないですよね。

日本を飛び出す・飛び出さないは個人の自由ですが、多くの日本人にとって海外渡航がネックになるのは

「自分、日本語しかしゃべれないんだよなぁ……」

という不安です。

逆を言えば、言語の習得法さえ身につけておけば、あなたは自由になる翼を手に入れたも同然ということ。

日本がダメでも他の国で働けばいいや、ぐらいに思えたら素敵ですね。

 

 

理科

理科ではよく実験・観察をやりますよね?

実験・観察を通して学んでいるのは、自分で仮説を立てて、仮説が正しいのかを検証していくというサイクルです。

今、学校で勉強している学問には全て明確な答えというものが存在します。

だから「この問題の答えを求めなさい」という設問が成り立つわけです。

でも現代社会では、明確な答えの存在する問題がない方が多いんですよ。

 

 

たとえば「プラグマティズム」って言葉を聞いたことはありますか?

1800年代後半のアメリカで生まれた比較的新しい思想で、「実用主義」と訳されます。

平たく言うと「人間にとって役に立つものこそが正しい」という考えです。

アメリカではこの考えが広く受け入れられ、この考えをもとに科学や産業は驚異的な発展を遂げました。

今のアメリカがあるのはこの思想のおかげといっても過言ではありません。

その一方で、森林伐採や大気汚染などの環境破壊も加速度的に進みました。

では振り返ってみて、この思想を受け入れたことは人類にとって正しかったんでしょうか?

 

 

ここで「こんな考えは間違っていた!」と批判するのは簡単です。

でも、プラグマティズムという思想がなければ、今の情報インフラはなかったかもしれません。

あなたが毎日使っているインターネットもこんなに発達していなかったかも。

 

 

このように、後になっても正しかったかどうかわからない問題が折り重なって現代社会は成り立っています。

起きた出来事を批判するのは簡単ですが、それだけだと人類の成長はありません。

仮説と検証を繰り返し、確固たる正解がないなかでも、なんとか正解らしきものをたぐり寄せていくことが大事です。

理科は答えのない問題に答えを見出す方法を教えてくれます。

 

 

社会

社会の教科書に書かれているのはすべて過去のことです。

地理・歴史・公民いずれも一貫して伝えているのは、人類が現在に至るまでどんな変遷を辿ってきたかということ。

中学生のあなたはこれからいろんな出来事を経験していきますが、

・あなたがこれから経験することは、昔の誰かがすでに経験してきたことかもしれません。

・あなたがこれから直面する悩みは、昔の誰かがすでに解決してきたことかもしれません。

もちろん、これからの社会は正解がわからないものの方が多いでしょうが、だからこそ、すでに人類の過去が正解を示しているものは素直に取り入れていけばいいじゃないですか。

あなたが頭を悩ませるべきは、まだ正解のない問題に対してのみです。

 

 

過去を知ることはもうひとつ大きなメリットがあります。

それは、新しいものを創り出す想像力の根元になるということです。

もしもあなたが将来、新しいなにかを作り出すとしたら、必ず過去の作品や文献を参考にするはずです。

だって自分が考えたものの大半は、過去の誰かが考えついたものですから。

クリエイティブなものとは、常に過去のものよりも優れている面があるから価値があるんです。

プレステ5がプレステ4よりも低性能だったら誰も買いませんよね?

それと同じことで、すでにこの世に出ているものを研究し尽くしてから発表しないと、新しいものは受け入れられないわけです。

本当に新しいものを生み出せるのは、そのジャンルに一番詳しい人です。

過去を知る、それが新しいものを生み出す原動力になります。

 

 

最後に

ちょっと長かったと思いますが、最後まで読んでくれてありがとうございます。

どうでしたか?

こうやってみると、勉強ができることは自分の人生にとって大きなメリットになると思いませんか。

たしかに今は大変かもしれないけど、勉強は報われる努力率100%のローリスクハイリターン投資です。

 

 

よく

「学校の勉強ができても、社会に出たら何の役にも立たない。」

なんてことを言う人がいますが、それは半分正解で半分間違いです。

「学校の勉強を暗記だけで乗り切って、本来手に入れるべきだった考える力を身につけないまま社会に出たら、応用が効かないので社会では役に立たない」

が正解です。

みなさんはそうならないためにも、この科目を通して自分は何を身につけられるのかを意識して、勉強に取り組んでみてください。

 

 

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